意味から花を探す|気持ち別の花言葉と、選ぶ前に見ること

「ありがとうを伝えたい」「これからを応援したい」。贈る気持ちが先に決まっているとき、花の名前より意味から探すほうが早く決まります。このページはその入口です。

ただ、意味から探しはじめると、途中でつまずくところがあります。気持ちによって、選べる花の数がまるで違う。愛の花言葉を持つ花は102種ありますが、感謝の花言葉を持つ花は9種しかありません。探されている量はほぼ同じです。

先に答えを書きます。意味から探すのは万能ではありません。花しるべが扱う546種のうち、11の気持ちのどれかに当たるのは250種で、残りの296種はどの入口にも出てきません。しかも同じ花が正反対の入口に出ることがあります。

このページは11の気持ちへの入口であると同時に、意味から選ぶとどこで間違えるかをまとめたものです。

伝えたい気持ちを選ぶ

伝えたい言葉が決まっているなら、下の11から選んでください。その気持ちの花言葉を持つ花の一覧に進みます。

気持ち 代表的な花 先に知っておくこと
愛バラ・カーネーション・ワスレナグサ102種あります。多すぎるので色か場面で絞ります
感謝ハナミズキ・カンパニュラ・スノードロップ9種しかありません。定番のピンクのバラは色側の意味です
幸せコチョウラン・スズラン・カスミソウ46種。贈り物で使いやすい花がそろっています
友情ミモザ・ライラック・ゼラニウム20種。黄色いバラは友情と嫉妬が並んで載ります
希望ガーベラ・アヤメ・トルコキキョウ24種。スイートピーは別れの意味も持ちます
永遠の愛キキョウ・センニチコウ・ミツマタ18種。バラは本数側(99本・108本)に意味があります
尊敬ユリ・ヒマワリ・タチアオイ29種。目上の方へ贈る場面で使えます
成功ネモフィラ・ジンチョウゲ・ラナンキュラス19種。開店祝い・合格祝いで探されます
応援ウメ・エーデルワイス・サザンカ27種。ただし27種中16種は「忍耐」系の言葉です
別れスイートピー・ミヤコワスレ・クリスマスローズ23種。うち9種は負の意味も一緒に持ちます
怖い花言葉マリーゴールド・ムスカリ・ラベンダー57種。贈る前に確認する用途で使ってください

気持ちによって、選べる花の数がまるで違う

探されている量と、実際に花言葉を持つ花の数がそろっていません。感謝と応援は正反対に外れています。

下の表は、11の気持ちについて、月間検索数と、花しるべが持つ546種のうち何種が当たるかを並べたものです。数え方は出典に書いています。

気持ち 月間検索数 該当する花 需要と花の数
愛35,140102種多い。絞る作業が要る
感謝34,9909種いちばん探されて、いちばん少ない
怖い花言葉25,09057種つり合っている
幸せ11,18046種つり合っている
友情6,09020種やや少ない
希望5,14024種つり合っている
別れ4,41023種つり合っている
永遠の愛3,68018種つり合っている
尊敬1,17029種花のほうが多い
成功85019種花のほうが多い
応援22027種花はそろうのに、ほとんど探されない

「愛」の35,140について。この数には人名の「愛花」18,100が含まれます。花を探している検索に限ると「恋愛 花言葉」の8,100が中心で、実際の需要は感謝のほうが大きいと見るのが正確です。

感謝は、いちばん探されていて、いちばん花が少ない

感謝の花言葉を持つ花は546種のうち9種だけです。探される量は愛とほぼ並びます。9種を全部出します。

花 感謝にあたる花言葉
ハナミズキ返礼
カンパニュラ感謝
スノードロップありがとう
アイスランドポピー感謝
レースフラワー感謝
ミズヒキ感謝の気持ち
イソギク感謝
オウバイ恩恵
ブドウ慈善

この9種は、花束の主役に使いやすい花ばかりではありません。ミズヒキとイソギクは和の花材、ブドウは果樹、ハナミズキは庭木です。「感謝の花言葉を持つ花で花束を作る」という探し方は、実は成立しにくい。

では母の日のカーネーションや、ありがとうのピンクのバラは何なのか。あれは花そのものではなく、色や習慣の側に感謝の意味が付いています。ピンクの花言葉は感謝・親愛で、これは花に依存せず一貫しています。感謝を伝えたいなら、花の名前よりピンクの花から入るほうが実際的です。

愛は102種ある。多すぎて絞れない

愛の花言葉を持つ花は102種です。多すぎるので、色・本数・場面のどれかを足さないと決まりません。

絞り方は3つあります。色を足すなら赤とピンクで、赤は14種のうち7種が愛や好意を意味します。本数を足すならバラで、1本の「一目惚れ」から108本の「結婚してください」まで典拠のある対応表があります。場面を足すならプロポーズのように、渡し方まで含めて決まります。

記事があるものだけを挙げると、バラ(愛)、コチョウラン(純粋な愛)、カーネーション(無垢で深い愛)、ワスレナグサ(真実の愛)、マーガレット(真実の愛)、サボテン(枯れない愛)、スイカズラ(愛の絆・献身的な愛)です。サボテンの「枯れない愛」は、贈り物としては意外に強い一手です。

同じ花が、正反対の入口に出てくる

11のどれかに当たった250種のうち、103種は2つ以上の入口に出てきます。18種は3つ以上です。

これが意味から探すときのいちばんの落とし穴です。選んだ気持ちの一覧で見つけた花が、別の気持ちの一覧にも載っている。愛と怖い花言葉の両方に出る花は17種あります。

花 出てくる入口 同居している意味
スイートピー希望・幸せ・別れ・怖い門出・ほのかな喜び/別離
ベゴニア愛・幸せ・怖い愛の告白・幸福な日々/片想い
アサガオ愛・友情・怖い愛情・固い絆/はかない恋
タンポポ愛・別れ・怖い真心の愛・愛の神託/別離
クローバー幸せ・怖い幸運/復讐
アジサイ応援・怖い辛抱強さ/移り気・冷淡・無情
ラベンダー希望・怖い期待/沈黙・疑惑・不信感

クローバーの「幸運」と「復讐」は同じ花の花言葉です。四つ葉のクローバーを幸運の象徴として贈るのは間違いではありませんが、同じ資料に復讐も載っています。片方だけを紹介しているページは、片側を落としています。

スイートピーは希望の花で、別れの花でもある

スイートピーは「門出」と「別離」を同時に持ちます。卒業式では前向きに、退職の場面では逆に読まれます。

卒業期に咲く花なので「門出」が付き、そこから「別離」も派生しました。由来が同じで、読み方が正反対に分かれた例です。どちらが正しいということはありません。

贈る場面で決まります。卒業や独立を祝う場面なら門出の花として通ります。退職や転院のように、相手が去ることを本人が前向きに捉えていない場面では、別離の意味が前に出ます。意味の一覧で「希望」の側だけを見て決めると、この分かれ目を通り過ぎます。

意味から探せない花が、半分ある

546種のうち296種は、11のどの気持ちにも当たりません。分類の漏れではなく、花言葉の性質です。

当たらない花の花言葉を見ると、理由が分かります。キンモクセイ「謙虚・気高い人」、シクラメン「遠慮・気後れ・内気」、ケイトウ「おしゃれ・風変わり・個性」。気持ちを伝える言葉ではなく、人物や様子を描く言葉になっています。贈る側の気持ちを起点にすると拾えません。

296種の内訳は、花しるべの提案が122種、典拠ありが88種、確認できていないものが68種、諸説あるものが12種、ラベル未設定が6種です。提案ラベルの花が当たりにくいのは、提案が花の姿や性質から導かれるためで、気持ちの語になりにくいからです。

だから、花の名前が分かっているときや、見た目から選びたいときは、意味の入口より花の名前から探すほうが早く着きます。意味から探すのは、伝えたい言葉が先に決まっているときの入口です。

意味を決めたあとに、必ず見ること

意味が合っていても贈れない花があります。毒があるもの、香りが強すぎるもの、見舞いに向かないものです。

意味は合っているのに贈り物に向かない例が実際にあります。スズランは「再び幸せが訪れる」ですが全草に毒があり、小さな子どもがいる家庭では避けます。アサガオも「愛情」「固い絆」を持ちながら種子に毒があります。ユリは「威厳」で目上の方に向きますが香りが強く、病室では嫌われます。

アジサイは「辛抱強さ」で応援の花に見えますが、花しるべでは見舞いNGにしています。移り気・冷淡・無情という別の花言葉があるうえ、鉢植えの花は「根付く=寝付く」と読まれて見舞いでは避けられるためです。

意味の一覧で見つけたら、その花の名前でもう一度確認してください。意味の側からは、毒性も香りも慣習も見えません。

意味を決めたあと、その花自身の花言葉と注意点を確かめるなら花言葉の一覧が早いです。どの資料で確認できたかの印を付けています。

花の名前から花言葉を調べる

気持ちが決まらないときの入口

伝えたい言葉が固まらないなら、花の名前・色・場面・誕生日のどれかから入るほうが近道です。

入口 こういうとき
花の名前から探す花の名前は分かっている。意味を知りたい
色から探す飾る場所やラッピングの色が決まっている
贈る場面から探すプロポーズ、母の日、開店祝いなど場面がある
誕生花から探す誕生日に贈る。日付が決まっている
花ギフトの選び方花は決まった。形と予算を決めたい

よくある質問

Q. 感謝を伝えたいのに、感謝の花言葉を持つ花が少なすぎます。

A. 色から入ってください。ピンクの花言葉は感謝・親愛で、これは花に依存せず一貫しています。母の日のカーネーションや、お礼のピンクのバラは、花ではなく色と習慣の側に意味が付いた例です。花の名前で感謝を探すと9種しか出ません。

Q. 一つの花に、いい意味と怖い意味が両方あるのはなぜですか。

A. 花言葉を認定する機関が無く、時代と国ごとに別々に付けられてきたためです。片方が誤りということはありません。花しるべは資料が食い違う場合、両方を載せています。クローバーの「幸運」と「復讐」、スイートピーの「門出」と「別離」がその例です。

Q. 怖い花言葉を持つ花は、贈ってはいけないのですか。

A. 相手が花言葉を調べるかどうかで変わります。贈った後に相手が検索して知る、という順番がいちばん困ります。迷う相手には避けるのが無難ですが、その花が好きだと分かっているなら花言葉より本人の好みが優先です。

Q. 「永遠の愛」の花はどれを選べばいいですか。

A. 花で選ぶならキキョウ「永遠の愛」、センニチコウ「色あせぬ愛・変わらぬ愛情」、ミツマタ「永遠の愛」です。ただし結婚記念日やプロポーズでは、花の種類より本数のほうが通じます。バラ99本が「永遠の愛」、108本が「結婚してください」で、こちらは典拠のある対応表があります。

Q. 同じ意味でも、サイトによって出てくる花が違います。

A. どの資料を引いたかで変わります。花言葉を公式に認定する国・学会・業界団体は存在しません。花しるべは2つ以上の資料で一致した意味を「典拠あり」とし、見つからなかった花には「花しるべの提案」または「確認できていません」と明示しています。

Q. 応援の花を贈りたいのですが、定番はありますか。

A. 応援にあたる花言葉を持つ花は27種ありますが、うち16種は「忍耐」「辛抱強さ」「逆境に耐える」で、励ますというより耐える側の言葉です。前向きに送り出したいなら、ガーベラ「希望」やトルコキキョウ「希望」のように希望の入口から選ぶほうが合います。アジサイの「辛抱強さ」は応援に見えますが、見舞いには向きません。

まとめ

意味から探せるかどうかは、気持ちによって違います。愛は多すぎて絞れず、感謝は9種しかありません。

気持ちが先に決まっているとき、意味は入口として有効です。ただし気持ちの一覧は、その花が持つほかの意味を見せません。スイートピーは希望の一覧にも別れの一覧にも出ますし、クローバーは幸せの一覧と怖い花言葉の一覧の両方に出ます。意味で見つけたら、花の名前でもう一度見てください。毒性も香りも慣習も、意味の側からは見えません。

気持ちが決まったら上の11から、決まらないなら花の名前から探すか色から探すへどうぞ。

出典

このページの件数は、花しるべの花言葉データ546種の花言葉タグを、11の意味へ機械で割り当てて数えたものです。「愛」なら愛・恋・求愛・結婚などの語を含む花言葉を拾う、という当て方をしています。同じ花が複数の意味に当たることを許しているため、11を合計すると延べ374件になります。

花言葉の典拠は次のとおりです。

  • はじめて花言葉辞典(一般社団法人 花の国日本協議会) https://hajimetehanaya.jp/hanakotoba/
  • 花言葉-由来 https://hananokotoba.com/hanakotoba-ichiran/
  • AND PLANTS 花言葉の一覧 https://andplants.jp/blogs/magazine/flowerlanguage-list
  • 花言葉一覧(japandix) https://www.japandix.jp/topics/flower/001/

上記のうち2つ以上が一致したものを「典拠あり」としています(2026-08-29 確認)。検索数はキーワードプランナーの月間平均検索ボリュームで、ノイズ判定を付けたキーワードは合計から除いています。