希望の花言葉を持つ花|十四種と、応援に贈るときの選び方
希望を花言葉に持つ花を探すと、たいてい十種前後の一覧が出てきます。ただ、資料に当たって「希望」の語そのものを確認できたのは七種で、残りは「期待」や「未来」で拾った花でした。この三つは似ているようで、受け取る側に届く向きが違います。このページでは資料で確認できた十四種を出したうえで、希望・期待・未来の三つに分け、応援や励ましに贈るときに何を選ぶかまで整理します。
この記事でわかること
- 希望の花言葉は十四種で確認できた: ガーベラ、アヤメ、トルコキキョウ、デイジー、レンギョウ、スノードロップなど。ただし「希望」と書いてあるのは七種です。
- 迷ったらガーベラ: 花ごと「希望・常に前進」を持ち、通年手に入る唯一の花です。
- アネモネは白だけが希望: 花そのものの花言葉は「見捨てられた」「見放された」で、色でしか希望になりません。
- 応援・励ましの花は三種しかない: しかも花屋での流通を確認できません。応援に贈るなら希望の花から選ぶことになります。
結論:希望の花言葉を持つ花は十四種、そのまま贈れるのはガーベラ
資料で希望にあたる語を確認できた花は十四種ですが、花言葉と流通の両方が揃うのはガーベラです。
花しるべの花データから、花言葉に「希望」「期待」「未来」「明日」「常に前進」を含むものを機械で抜き出すと十四種になります。ただし「希望」と書いてあるのは七種だけで、残りは「期待」か「未来」で当たった花です。さらに、切花や鉢としての形態まで確認できているのは六種しかありません。一覧を作ることはできても、そのまま花束になる花は多くありません。
迷ったらガーベラ|花ごと希望を持ち、通年手に入る
ガーベラの花言葉は「希望・常に前進」で、色を選ばず、一年を通して切花で手に入ります。
希望の花のなかで、花そのものが希望を持ち、負の語を持たず、季節に縛られないのはガーベラだけです。色別ではピンクが「崇高美」、白が「希望・律儀」、赤が「神秘」、黄が「究極美・親しみやすい」、オレンジが「我慢強さ」で、どの色にも負の意味が付いていません。相手や場面が決まっていないなら、ガーベラの花言葉から選ぶのがいちばん外しません。
アネモネは白だけが希望|花そのものは「見捨てられた」
アネモネの花言葉は「はかない恋・恋の苦しみ・見捨てられた・見放された」で、希望は白の色別にしか付きません。
花しるべの色別データでは、アネモネの白は「真実・期待・希望」です。ところが花の側の花言葉は真逆を向いていて、花しるべの花データでも贈答注意の花に入っています。白を指定して渡せば意味は通りますが、相手が花名で調べたときに出てくるのは「見捨てられた」のほうです。色でしか希望にならない花は、希望を伝える目的には向きません。
希望の花言葉を持つ花 十四種
十四種はいずれも複数の資料で意味が一致した花で、花しるべが独自に付けた提案は含んでいません。
| 花 | 希望にあたる語 | 同時に持つ花言葉 | 贈答での扱い |
|---|---|---|---|
| ガーベラ | 希望・常に前進(白=希望) | オレンジ=我慢強さ | 切花・通年 |
| アヤメ(アイリス) | 希望 | よい便り・メッセージ | 切花・1〜3月と5月 |
| トルコキキョウ | 希望 | すがすがしい美しさ・優美 | 切花・通年 |
| デイジー(デージー) | 希望 | 純潔・美人・平和(赤=無意識) | 鉢・冬から春 |
| レンギョウ | 希望・期待 | 集中力 | 形態は未確認 |
| スノードロップ | 希望 | 慰め・ありがとう・恋の最初のまなざし | 形態は未確認 |
| アネモネ | 白=希望・真実・期待 | はかない恋・見捨てられた・見放された | 切花・冬/贈答注意 |
| オウバイ | 期待 | 恩恵・控えめな美 | 形態は未確認 |
| ゼフィランサス(タマスダレ) | 期待 | 汚れなき愛・便りがある | 毒性あり・贈答注意 |
| ツリフネソウ | 期待 | 安楽・心を休める・詩的な愛 | 野草 |
| ラベンダー | 期待 | 沈黙・私に答えてください・不信感・疑惑 | 鉢・春/贈答注意 |
| アルストロメリア | 未来への憧れ | 持続・エキゾチック | 形態は未確認 |
| ストレリチア | 輝かしい未来 | 気取った恋・すべてを手に入れる・恋の伊達者 | 形態は未確認 |
| ヤブコウジ | 明日への幸福 | ふくよかな愛 | 形態は未確認 |
この一覧の作り方について: 花しるべの花データから、花言葉に「希望」「期待」「未来」「明日」「常に前進」を含むものを機械で抽出しました。人が選んで足したものはありません。花しるべが独自に付けた提案の語は、典拠ではないためこの表に入れていません。ひとつの資料にしか出てこない意味も採っていません。「形態は未確認」は、花しるべのデータに切花や鉢としての流通が入っていないという意味で、手に入らないという意味ではありません。
同じ希望でも三つの向きに分かれる
十四種は、希望と書いてある花、期待で当たる花、未来や明日で当たる花に分かれます。
贈る相手が決まっているなら、種類より先にこの向きを見てください。同じ「希望の花」として並んでいても、受け取る側が読む語は同じではありません。
「希望」と書いてある花|七種
ガーベラ、アヤメ、トルコキキョウ、デイジー、レンギョウ、スノードロップ、アネモネの白がこの向きです。
希望の語が資料にそのまま載っている七種で、意味の説明をしなくても伝わります。このうち切花で通年手に入るのはガーベラとトルコキキョウの二種、アヤメは春先、アネモネは冬に限られます。デイジーは鉢で出回るので、贈る場面によっては選べません。幸せ・幸福の花言葉を持つ花と比べると数が少なく、季節の幅も狭いのがこの意味の特徴です。
「期待」で当たる花|四種。相手には重く届くことがある
オウバイ、ゼフィランサス、ツリフネソウ、ラベンダーの四種は「期待」で当たりますが、期待は贈る側の語です。
希望は受け取る側の中にあるもの、期待は贈る側が相手に向けているものです。「期待している」と書いた花を受験前や就職前の相手に渡すと、励ましではなく圧力として届くことがあります。ラベンダーが「期待」と同時に「不信感」「疑惑」を持っているのは、この語がもともと相手を測る向きを含んでいるからです。ラベンダーは花しるべの花データでも贈答注意に入っています。
「未来」「明日」で当たる花|三種
アルストロメリア、ストレリチア、ヤブコウジの三種は、今ではなくこれからを指します。
アルストロメリアは「未来への憧れ」、ストレリチアは「輝かしい未来」、ヤブコウジは「明日への幸福」です。いずれも「希望」の語そのものではありませんが、向きは同じで、しかも負の語をほとんど持ちません。ただしストレリチアは「気取った恋」「恋の伊達者」を同時に持つので、恋愛の相手に渡すと別の語で読まれます。
応援・励ましの花は三種しかなく、花屋では買えない
応援や励ましを花言葉に持つ花はアマドコロ、エーデルワイス、ユウゼンギクの三種で、いずれも流通を確認できていません。
アマドコロは「元気を出して」、エーデルワイスは「勇気・大切な思い出・忍耐」、ユウゼンギクは「老いても元気で」です。花言葉としてはこれ以上ないほど直球ですが、花しるべの花データではこの三種とも切花や鉢の形態が入っておらず、通販での取り扱いも確認できていません。応援の花を花言葉から探すと、贈れる花が残りません。だから応援や励ましは、希望の花から選ぶことになります。
応援に贈るならガーベラのオレンジ
ガーベラは花言葉が「希望・常に前進」で、オレンジは「我慢強さ」です。応援の語に最も近いのがこの組み合わせです。
「常に前進」は励ましの言葉としてそのまま読めますし、オレンジの「我慢強さ」は、うまくいっていない相手に向けても押しつけになりません。オレンジの花の花言葉もあわせて見ておくと、色から選ぶときの外し方がわかります。逆に、応援のつもりで「期待」の花を選ぶと向きが変わるので、この場面ではラベンダーとオウバイを外してください。
場面ごとに何を選ぶか
希望の花は季節の幅が狭いので、花の名前より先に贈る月を決めるほうが早く決まります。
受験・就職・開業などの門出
三月から五月ならアヤメかガーベラ、時期を選ばないならガーベラかトルコキキョウにしてください。
門出は日程が動かせないぶん、その月に出回る花から選ぶことになります。アヤメは一月から三月と五月、アネモネは冬に出ますが、アネモネは花そのものの花言葉が負に振れているので門出には向きません。開業祝いのように格を求められる場面では、希望の語で絞るより場面から選ぶほうが収まります。
入院した相手の見舞い
鉢のデイジーとラベンダーは避け、切花のガーベラかトルコキキョウにしてください。
鉢植えは「根付く」が「寝付く」に通じるとして、見舞いでは避けられます。希望の花で鉢として出回るのはデイジーとラベンダーなので、この場面ではこの二種が外れます。香りの強い花も病室では避けられるため、ラベンダーは二重に向きません。残るのは通年ある切花のガーベラとトルコキキョウで、どちらも花持ちがよく、見舞いに向いています。
落ち込んでいる相手へ
ガーベラのオレンジか白を選び、「期待」の語を持つオウバイとラベンダーは外してください。
落ち込んでいる相手には、前を向かせる語より、そばに置ける語のほうが届きます。オレンジの「我慢強さ」、白の「希望・律儀」はどちらも相手を急かしません。反対に「期待」は、相手が応えられていないと感じている場面では負担になります。花言葉が気になる相手なら、意味を伝えずに渡すという選び方もあります。怖い意味を持つ花を外してあれば、それで足ります。
相手と場面が決まっているなら、花言葉より先に予算と渡し方を決めるほうが早く進みます。希望の花は季節の幅が狭いので、時期が合わないときは場面から選び直してください。
希望の花言葉のよくある質問
Q. チューリップは希望の花ではないのですか。
A. 花しるべの資料では確認できませんでした。チューリップの花言葉は「思いやり」で、色別は赤が「愛の告白」、白が「失われた愛」、ピンクが「愛の芽生え・誠実な愛」、紫が「不滅の愛」、黄が「望みのない恋」です。黄色の「望みのない恋」は、希望とは向きが逆になります。
Q. 青いバラの「夢かなう」は希望に入りませんか。
A. この一覧には入れていません。青いバラの花言葉は「不可能・奇跡・夢かなう・神の祝福」で、叶わないはずのものが叶うという意味です。これから先を願う「希望」とは別の語なので、機械抽出の対象から外しました。意味として近いと感じるなら、選択肢に入れて構いません。
Q. 「期待」と「希望」は同じではないのですか。
A. 花言葉としては別に扱っています。希望は受け取る側の中にあるもの、期待は贈る側が相手に向けているものです。ラベンダーが「期待」と「不信感」「疑惑」を同時に持つように、期待には相手を測る向きが残っています。励ましたい相手には希望の語を持つ花を選んでください。
Q. 希望の花言葉だけで花束は作れますか。
A. 作れますが、種類は限られます。花しるべのデータで切花としての流通を確認できるのはガーベラ、アヤメ、トルコキキョウ、アネモネの四種で、このうち通年あるのはガーベラとトルコキキョウです。希望の花を一種か二種入れて、あとは色と季節で組むほうが現実的です。
Q. 花言葉に公式のものはありますか。
A. 花言葉を認定する機関はありません。花しるべは、どの意味がどの資料で確認できるかを整理する立場を取っています。このページの十四種は、いずれも複数の資料で一致した意味です。
参考情報
- 花しるべ 花言葉マスター v03(色別・品種別の花言葉。複数資料の一致をもって典拠ありとしたもの)
- 花しるべ 花言葉編集規程 v03(典拠あり/諸説あり/花しるべの提案/未確認の四区分)
- 一般社団法人 花の国日本協議会「はじめて花言葉辞典」(色別の花言葉)
意味から花を探すときは意味から花を探す、名前から探すときは花言葉一覧をご覧ください。友情の花言葉を持つ花、幸せ・幸福の花言葉を持つ花もあわせてどうぞ。
