赤いバラの花言葉は「あなたを愛してます」「情熱」です。バラの色のなかで、恋愛の意味がいちばん強く、いちばん誤解されにくい色で、迷って赤を選んだのならその判断で外していません。
ここから先で決めるのは、色ではなく本数です。赤いバラは本数そのものがメッセージになるため、色を正しく選んでも本数を間違えると意図が変わります。このページは本数を決めきるためのページです。
この記事でわかること
- 決めるのは色ではなく本数: 赤を選んだ時点で色の判断は終わっています。意味を動かすのは、この先の本数です。
- 1本と3本、12本と13本: 1本は「一目惚れ」、3本は「愛しています」。12本のダズンローズと13本は、1本違いで意味が変わります。
- 「怖い」と言われる理由: 赤いバラそのものに怖い花言葉はありません。そう検索される理由を3つに分けて説明します。
赤いバラの花言葉は「あなたを愛してます」「情熱」
赤いバラの花言葉は「あなたを愛してます」「情熱」の2つで、業界団体の辞典に載っています。
| 色 | 花言葉 |
|---|---|
| 赤 | あなたを愛してます/情熱 |
赤の意味は、バラに限った話ではありません。ガーベラの赤は「前向き」「情熱」、カーネーションの赤は「母への愛」。赤という色そのものが、愛と情熱を担う約束事になっています。バラが恋愛の花として定着しているのは、その赤の意味に、後述する本数の文化が重なったからです。
このページの花言葉の出どころについて
赤の花言葉と本数の意味は、一般社団法人 花の国日本協議会が運営する「はじめて花言葉辞典」に掲載されている内容にもとづいています。花言葉を公式に認定する機関は存在しません。別の辞典では違う意味が書かれていることがあり、その場合は両方を併記します。
他の色と比べたい場合はバラの花言葉へ。赤い花そのものから探したい場合は赤い花一覧へ。
本数別の意味(赤で贈るなら何本か)
本数に意味を持たせる文化はほぼバラだけのもので、最もそのまま効くのが赤いバラです。
その意味の大半は恋愛に関するもので、もともと赤いバラを前提に育ってきました。だから赤で贈るときは、色より本数のほうが伝わり方を左右します。
本数の一覧表
第3列は花言葉ではありません。赤で実際に贈る場面を想定した、花しるべの見立てです。
| 本数 | 花言葉(典拠あり) | 花しるべの見立て(赤で贈るなら) |
|---|---|---|
| 1本 | 一目惚れ | 初対面〜間もない相手に。付き合いの長い相手には合わない |
| 2本 | この世界は二人だけ | 記念日向き。本数の少なさが気になるなら3本へ |
| 3本 | 愛しています・告白 | 告白の定番。少なすぎず、意味も明確 |
| 4本 | 死ぬまで気持ちは変わりません | 意味は強いが、四を嫌う相手には避ける |
| 5本 | あなたに出会えて心から嬉しい | 誕生日・記念日に使いやすい |
| 6本 | あなたに夢中 | 恋人向き。花束として形も整えやすい |
| 7本 | ひそかな愛・片思い | 相手に届く前提の贈り物には向かない |
| 8本 | あなたに感謝しています | 恋愛以外にも使える数。赤だと意味が強く出る |
| 9本 | いつまでも一緒にいてください | 長い関係向き |
| 10本 | あなたは全てが完璧 | 見栄えが出はじめる本数 |
| 11本 | 最も愛おしい人 | 12本の一歩手前。プロポーズと誤解される可能性はある |
| 12本 | 付き合ってください(ダズンローズ) | 花屋がその場で組める。プロポーズの現実的な第一候補 |
| 13本 | 永遠の友情 | 12本の隣が友情。恋人へ渡すなら数え間違いが最も痛い |
| 21本 | あなただけに尽くします | 予約が要る本数帯に入る |
| 24本 | 一日中思っています | 同上 |
| 50本 | いつまでも変わらない | 花束として大きい。持ち帰りを考える |
| 99本 | 永遠の愛 | 取り寄せ。渡したあとの置き場所が問題になる |
| 100本 | 100%の愛 | 同上 |
| 101本 | これ以上ないほど愛しています | 同上 |
| 108本 | 結婚してください | 段取りが要る。下の項で触れます |
| 365本 | あなたが毎日恋しい | 現実的には特注 |
| 999本 | 何度生まれ変わってもあなたを愛します | 同上 |
意味を強く出したくない場合は、本数の意味が付いていない数を選ぶ方法があります。15本、20本などが該当します。
1本と3本を取り違えない
赤いバラ1本の意味は「一目惚れ」であって、「愛しています」ではありません。
ここが最も多い取り違えです。付き合いの長い相手に赤いバラを1本渡すと、意味としては初対面の相手への言葉になります。
「愛しています」「告白」は3本です。一輪だけを渡す演出が好まれるのは分かりますが、意味を合わせたいなら3本を選んでください。一輪で渡すこと自体に問題はなく、問題は一輪に「愛しています」の意味が無いことだけです。
もうひとつ、13本は「永遠の友情」です。12本のダズンローズが「付き合ってください」なので、1本多いだけで恋愛から友情に切り替わります。赤いバラで数を間違えて痛いのは、ここです。
12本と108本
12本はダズンローズと呼ばれ、感謝や誠実など12の誓いが1本ずつ割り当てられています。
感謝・誠実・幸福・信頼・希望・愛情・情熱・真実・尊敬・栄光・努力・永遠
12本が使いやすいのは、花屋がその場で組める本数だからです。プロポーズの花束全体の選び方はプロポーズの花束へ。
108本=「結婚してください」。意味としては最も知られていますが、意味を知っていることと、実際に渡せることは別です。在庫を持っている花屋はまずなく、取り寄せになります。サイズと予約と、渡したあとの置き場所の3つが実際の壁で、それはバラ108本の意味にまとめています。
「赤いバラの花言葉は怖い」と言われるのはなぜか
赤いバラに怖い意味は付いていません。「あなたを愛してます」「情熱」だけです。ただ、この検索は一定数あり、理由は3つに整理できます。
1. 黒いバラと混ざっている。黒バラと呼ばれるものの多くは真っ黒ではなく、濃い赤や赤紫の品種です。見た目が赤の延長にあるため、黒に語られる意味が赤の話として伝わることがあります。黒については黒いバラの花言葉で扱います。
2. 本数の意味が強すぎる。「死ぬまで気持ちは変わりません」(4本)や「何度生まれ変わってもあなたを愛します」(999本)は、色ではなく本数の意味です。赤と組み合わさると重さが増して、怖いと表現されることがあります。
3. 「情熱」の裏返し。情熱は温度の高い言葉で、受け取る側の関係によっては圧に感じられます。これは花言葉の意味ではなく、相手との距離の問題です。
なお、「深紅は別の意味」「赤紫には別の花言葉がある」といった説を商業サイトで見かけますが、花しるべではまだ典拠を確認できていません。確認できていないものを、確認できたものと同じ顔で並べることはしません。
赤と他の色を混ぜるとどうなるか
花言葉は色ごとに付いていて、混ぜたときの意味を定めた資料は見つかっていません。
そのうえで、実際に混色の花束を組む場面はよくあるので、考え方だけ整理します。
- 赤+白:白は「深い尊敬」。赤の愛情に敬意が乗る組み合わせで、記念日や目上の相手を含む場面で扱いやすくなります。なお「赤と白を混ぜると縁起が悪い」といった説を見かけることがありますが、典拠は確認できていません
- 赤+ピンク:ピンクは「感謝」「温かい心」。赤の直接さを少し和らげます。恋愛の意味を出しつつ強すぎないようにしたいときに
- 赤+黄:黄色は「友情」と「ジェラシー」の二面を持ちます。恋人への花束で黄色を混ぜるのは避けたほうが無難です
- 赤紫のバラ:紫は「気品」「尊敬」。赤紫は赤と紫のどちらとも取れ、意味を確定させる資料はありません。見た目で選ぶ色と考えてください
色の意味を一覧で見たい場合は色から探すへ。青いバラだけは成り立ちが特殊で、青いバラの花言葉にまとめています。
赤いバラの種類と名前
「赤いバラ」で検索する人には、贈る人と、庭に植える人の両方がいます。ここは後者向けの整理です。
花言葉は「バラ」という種全体、および色に対して付いており、品種ごとに固有の花言葉があるわけではありません。例外は育種した会社が意図をもって名付けた品種だけです。つまり、どの赤い品種を選んでも花言葉は「あなたを愛してます」「情熱」で変わりません。
品種は次の区分で見ると整理しやすくなります。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 大輪(ハイブリッドティー系) | 1本に大きな花を1輪。花屋の切花の赤はここが中心 |
| 中輪・房咲き(フロリバンダ系) | 1本に複数の花を房で。庭植えで見栄えがする |
| つるバラ | 壁やアーチに這わせる。四季咲き・一季咲きで扱いが変わる |
| ミニバラ | 鉢向き。ベランダで育てられる |
| 一重咲き | 花弁が1列のもの。切花では少なく、原種系・庭木側に寄る |
個別の品種名は、このページではまだ挙げていません。赤い品種は数が多く、同じ名前で系統の違うものも流通しています。花しるべでは、系統・作出者・四季咲き性まで確認できたものから品種一覧として追加します。確認前の品種名を並べることはしません。
赤いバラの誕生花について
赤いバラを特定の日の誕生花とする記述はありますが、日付は資料によって食い違います。
誕生花にも公式の一覧は存在せず、団体・書籍・サイトごとに割り当てが違うためです。
花しるべでは366日分の誕生花を整備中で、まだ日付を断定できる段階にありません。整備が終わり次第、どの資料で確認できたかを添えて掲載します。誕生花から花を探す入口は誕生花です。
よくある質問
Q. 赤いバラを1本だけ贈るのは変ですか。
A. 変ではありません。ただし1本の意味は「一目惚れ」で、「愛しています」ではありません。演出として一輪を選ぶのは自由ですが、意味を合わせたいなら3本です。
Q. 何本贈るのが無難ですか。
A. 告白なら3本、プロポーズなら12本が定番です。意味を意識させたくないなら、本数の意味が付いていない15本や20本という選び方もあります。
Q. 13本を贈ってしまいました。
A. 「永遠の友情」の意味がありますが、相手が本数の意味を知っている場合にのみ効く話です。大半の人は数えません。気になるなら次の機会に本数を合わせてください。
Q. 赤いバラに怖い花言葉はありますか。
A. ありません。「あなたを愛してます」「情熱」だけです。怖いと言われるのは、黒いバラとの混同か、本数の意味の重さが理由です。
Q. 造花やプリザーブドフラワーでも意味は同じですか。
A. 花言葉は色と本数に対して付いているので、意味としては同じです。枯れないことを長さの象徴として選ぶ人もいます。
Q. 赤いバラは一年中買えますか。
A. 切花は通年で手に入ります。ハウス栽培が確立しているためです。ただしバレンタイン・クリスマス・母の日の前後は相場が上がり、本数の多い注文は取りにくくなります。日付が決まっているなら早めに相談してください。
まとめ
赤いバラの花言葉は「あなたを愛してます」「情熱」。色で迷う必要はありません。
決めるのは本数です。告白なら3本、プロポーズなら12本、1本は「一目惚れ」。ここだけ押さえれば、意図がねじれることはありません。
本数が決まったら、次は渡し方です。プロポーズの花束へ。
参考情報
- 一般社団法人 花の国日本協議会「はじめて花言葉辞典」(赤の花言葉/本数別22区分)
- 本数表の「花しるべの見立て」列は花言葉ではありません。贈る場面の目安として花しるべが付けたものです
- 深紅と赤紫を別の意味とする説、赤と白を混ぜる縁起の説は、出典を確認できていません
- 花しるべ 花言葉編集規程 v01(典拠あり/諸説あり/花しるべの提案の3区分)

