スイートピーの花言葉|色別の意味と由来

スイートピーの花言葉|色別の意味と由来

スイートピーの花言葉は「門出」です。卒業や送別に贈られるのはこの語があるからで、宮崎県の公的な資料でも確認できます。一方で「別離」「さようなら」も並ぶため、贈っていいのか迷う人が多い花でもあります。この記事では、どの意味がどこまで資料で確認できるのかを色ごとに分け、赤をめぐる誤解、名前の由来、季節、贈るときの注意までを扱います。

この記事でわかること

  • 全般の花言葉は「門出」: 花しるべが引いた資料5本のうち4本が一致し、宮崎県の品種カタログという公的な資料にも載っている唯一の語です。
  • 色別は資料が割れている: 5本のうち2本は色別をそもそも載せていません。載せている資料どうしでも、白と紫が入れ替わり、青は正反対になります。
  • 赤に一致するのは「別離」ではなく「門出」: 「赤は別離だから贈るな」と言われますが、赤に「門出」を載せている資料が3本、「別離」は1本だけで、しかも「門出」と併記されています。
目次

結論:スイートピーの花言葉は「門出」

スイートピー全般の花言葉は「門出」です。花しるべが引いた資料5本のうち4本に載っていて、いちばん多く一致した語でした。

次に多いのが「別離」と「優しい思い出」で、それぞれ3本です。「永遠の喜び」が2本、「ほのかな喜び」「さようなら」は1本ずつしか出てきません。1語だけ覚えるなら「門出」で足ります。

花言葉 向き 根拠
門出 正 ◎(4本一致・公的資料にも記載)
別離 負 ◎(3本一致)
優しい思い出 正 ◎(3本一致)
永遠の喜び 正 ◎(2本一致)
ほのかな喜び 正 △(1本のみ)
さようなら・永遠の別れ 負 △(1本のみ)

◎は花言葉をまとめた資料のうち2本以上が一致したものです(2026-09-08 確認)。

ここまでは、どの花の記事でも同じやり方です。スイートピーがほかの花と違うのは、「門出」だけは商業サイト以外の資料にも載っている点です。宮崎県のブランド推進組織が公開している品種カタログに、こう書かれています。

みやざきオリジナルスイートピー品種カタログ(みやざきブランド推進本部)より

品種「美々」の名前の由来として——「神武天皇は、東征に向かわれるため、8月1日早朝に美々津を御船出されましたが、そのときの朝日の色に花の色を重ね『美々』としました。スイートピーの花言葉『門出』『旅立ち』と重なります。」

品種に名前を付けるという実務の場面で、公的な組織が「門出」を前提に使っています。花言葉には公的に認定する機関がありませんが、「門出」はそのなかでいちばん裏の厚い語です。

なお、ガーベラやチューリップで使える業界団体の資料(一般社団法人 花の国日本協議会「はじめて花言葉辞典」)には、スイートピーの項目がありません。この花では、その層は使えませんでした。

色別の花言葉は、資料が割れている

色別の花言葉は、資料によって食い違います。引いた5本のうち2本は、色別を載せていません。

色ごとに意味が決まっている、という前提から疑ったほうが正確です。色別を載せている4本を並べると、次のようになります。

色 花言葉と誕生花 花言葉.net HanaPrime AND PLANTS
赤 — 別れの春・門出 門出・別離 門出
白 デリケートな喜び ほのかな喜び 永遠の喜び ほのかな喜び
ピンク 愛の愉しみ・恋の愉しみ 繊細・優美 優しい思い出 繊細・優美・恋の楽しみ
紫 — 永遠の喜び 永遠の喜び 永遠の喜び
青 — — 門出・別離 永遠の喜び
オレンジ — 門出 門出・別離 —
黄 — — — 分別・判断力

この表から読み取れることは3つです。紫だけが3本で揃っていること、白と紫が資料によって入れ替わること、青が正反対に割れていることです。色ごとに見ていきます。

赤:一致するのは「別離」ではなく「門出」

赤いスイートピーの花言葉は「門出」です。色別を載せている4本のうち3本が「門出」で一致し、「別離」を載せているのは1本だけでした。

しかもその1本は、「門出」と「別離」を並べて書いています。赤にだけ「別離」が付いているわけではありません。「別れの春」という語を使っている資料もありますが、これも「門出」と並んでいます。

SNSでは「赤いスイートピーは別離だから贈ってはいけない」という注意をよく見かけます。そう書いている人がいるのは事実ですが、資料のほうは赤に「門出」を多く載せています。卒業や異動のお祝いに赤を選んでも、資料の上では問題ありません。赤い花の花言葉もあわせてご覧ください。

白:「ほのかな喜び」と「永遠の喜び」で入れ替わる

白いスイートピーの花言葉は「ほのかな喜び」です。ただし4本のうち1本だけは「永遠の喜び」を当てています。

ここが資料の分かれ目です。「デリケートな喜び」は英語の delicate pleasure をそのまま訳した語で、「ほのかな喜び」と同じことを指しています。この2つを同じものとして数えると3本で一致します。一方、「永遠の喜び」は次に見る紫の花言葉でもあり、1本の資料のなかで白と紫に同じ語が当てられている形です。

負の意味は白には1つも出てきません。白い花の花言葉もご覧ください。

ピンク:繊細・優美と、恋の愉しみ

ピンクのスイートピーの花言葉は「繊細」「優美」です。あわせて「恋の愉しみ」「恋の楽しみ」も2本で一致しています。

「優しい思い出」を当てている資料もありますが、これは1本だけです。ピンクは、確認した4本のなかで負の語が1つも出てこない色でした。意味の取り違えを避けたい相手には、選びやすい色です。ピンクの花の花言葉もどうぞ。

紫:色別でいちばん揃っている「永遠の喜び」

紫のスイートピーの花言葉は「永遠の喜び」です。色別を載せている4本のうち3本が一致しています。

スイートピーの色別のなかでは、いちばん根拠が厚い組み合わせです。紫は品種も充実しています。宮崎県のカタログには、鮮やかな赤みがかった紫の「ムジカパープル」、明るい紫の「ムジカラベンダー」、旗弁(後ろ側の花びら)が暗紫赤で翼弁(手前の花びら)が明るい紫という複色の「式部」が載っています。複色(バイカラー)系はスイートピーでは珍しいとカタログ自身が書いています。紫の花の花言葉もあわせてどうぞ。

青・オレンジ・黄:青は正反対に割れている

青いスイートピーの花言葉は、資料によって正反対です。1本は「門出」「別離」、もう1本は「永遠の喜び」です。

どちらが多数派とも言えません。オレンジは2本が「門出」で一致しています。黄色は1本にしか載っておらず、その1本は「分別」「判断力」を当てています。

この3色は、白やピンクほど流通していません。意味を確かめてから贈りたいなら、根拠が揃っている紫か、多数派がはっきりしている赤・オレンジのほうが安全です。

「別離」が付く理由は、蝶が飛び立つ姿

「別離」が付いたのは、花の形が飛び立つ蝶に見えるからだと資料は説明しています。

飛び去っていくイメージが「別れ」に、飛び立つイメージが「門出」に結びついた、という説明です。この由来は、複数の花言葉サイトが同じように書いています。ただしこれは資料が示している説明であって、いつ誰が最初にそう言ったのかまで書いてある資料は見つかりませんでした。花言葉を公的に認定する機関は日本にも海外にもないので、由来の説明は資料ごとの見解として読むのが正確です。

実際、同じ姿から生まれた「門出」と「別離」は、意味としては表と裏です。この花で「怖い花言葉」と呼ばれているものは、別の由来から来た独立した意味ではなく、同じ由来のもう一方の面です。

「赤いスイートピー」は、曲のほうが先だった

「赤いスイートピー」が発売された1982年、鮮やかな赤の品種は市場に流通していませんでした。

松田聖子さんのこの曲が先にあって、赤い花は後から広まった順序です。宮崎県は現在、複数の赤系品種を育成しています。みやざきブランド推進本部のカタログには、次の品種が載っています。

品種 花色(カタログの表記) 咲き性
ムジカクリムゾン 濃赤色 春咲き性
ムジカスカーレット 明るい紫がかった赤色 春咲き性
舞姫 鮮やかな赤色 春咲き性
歌姫 鮮やかな赤色 冬咲き性
紅式部 旗弁が暗灰赤・翼弁が濃紫ピンク 春咲き性

「ムジカ」はラテン語で音楽の意味です。カタログによれば、このシリーズは巻きひげが無い品種群で、巻きひげ取りの手間が省けるぶん労働時間を12%ほど減らせると説明されています。花の色ではなく、生産の都合から生まれた名前です。

「紅式部」は、宮崎県を訪ねた平安歌人の和泉式部にちなんだ「式部」からの突然変異株を育成したもので、ジャパンフラワーセレクション2012のベストフラワー賞などを受けています。

ここから先は、確かさの段が変わります。「曲のヒットがきっかけで赤い品種が作られた」という因果は、商業記事やSNSで広く語られている説であって、公的な資料には書かれていません。品種改良そのものは曲の発売より前から続いており、ヒットと育種の開始を直接つなぐ記録は確認できませんでした。言えるのは「発売当時、鮮やかな赤は流通していなかった」ところまでです。

1月21日が「スイートピーの日」なのは、曲の発売日だからではない

1月21日が「スイートピーの日」なのは、花びらの枚数が1・2・1だからです。

曲の発売日と同じ日ですが、制定した側はそれを理由に挙げていません。記念日を制定したのは、生産者が立ち上げた「日本スイートピーの会」で、一般社団法人 日本記念日協会が認定・登録しています。宮崎県の農政ポータル「ひなたMAFiN」は、登録の理由を2つ挙げています。

スイートピーの花びらは4枚で「1・2・1」

旗弁(きべん) → 1枚(背中側のいちばん大きな花びら)

翼弁(よくべん) → 2枚(左右に分かれるフリルの部分)

舟弁(しゅうべん・竜骨弁) → 1枚(下側で合わさっている部分)

1 → 2 → 1 で、1月21日。もう1つの理由は「一年のうち、一番生産量が安定し、香り豊かに、きれいに咲く時期」であること。

花き市場の研究機関である大田花き花の生活研究所も同じ説明をしていて、曲との関係については「偶然にも1月21日は昭和の名曲『赤いスイートピー』のリリース日でもあり」と書いています。出荷のピークがこの時期に来ることも理由の1つに挙げられています。

ただし、同じ研究所の別の記事には「1982年のこの日、松田聖子さんの『赤いスイートピー』がリリースされたことにちなんでいます」と書かれた箇所もあります。同じ発行元のなかでも記述が割れています。花しるべは、記念日の由来としては制定団体と宮崎県が挙げている花びらの構造のほうを採りました。

季節は2つある:店頭は12〜3月、育てると4〜6月

スイートピーの季節は、買う場合と育てる場合で違います。切り花が店頭に並ぶのは12〜3月、庭で育てたときに咲くのは4〜6月です。

場面 時期 補足
切り花の出回り 12月〜3月 1月21日前後が出荷のピーク
庭で育てたときの開花 4月〜6月 種まきは10月の中旬から下旬
卒業式・送別会 2月〜3月 切り花の最盛期と重なる

差が出るのは、切り花がハウスで冬咲き性の品種を使って作られているからです。宮崎県のカタログでも、品種ごとに「冬咲き性」「春咲き性」が書き分けられています。

卒業式や送別会に間に合うかを気にする必要はありません。2〜3月は切り花の最盛期のまっただ中で、店頭にいちばん多く並ぶ時期です。結果として、「門出」の花が門出の季節に出回る形になっています。

「Sweet」なのに、思ったより香らない

スイートピーは、名前ほど強くは香りません。品種改良で大輪になった系統は、原種より香りが弱いためです。

実際、SNSでは「匂いが特徴だと思っていたけどあまり香らない」「近くでクンクンしないと香らないレベル」「1本や2本じゃ近くに寄らなきゃ香らない」といった声が繰り返し出ています。これは花しるべが観察した範囲の傾向で、統計ではありません。ただ、期待外れという感想のほうが「強すぎる」より目立ちました。

その理由は、オックスフォード大学の植物解説(Plants 400)が書いています。スペンサー系は原種より香りが弱い(less scented than the wild type)と明記されていて、大きくフリルの効いた花姿と引き換えに香りが落ちた、という説明です。この系統は1900年ごろに生まれ、いま花屋で見る大輪の姿はここから来ています。

逆に「香りが強かった」という感想は、庭で育てた人から出ています。1本2本ではなく株全体で花数が乗ると、風で香りが広がるためだと考えられます。切り花で香りを楽しみたいなら、数本ではなく束で買うほうが期待どおりになります。

なお、「スイートピーの香り」として語られているものには、同じ名前の香水やルームフレグランスの感想も混ざっています。生花の香りとは別のものとして分けて読んでください。

名前と由来:シチリアの修道士から始まった

スイートピーの記録は、1696年にシチリアの修道士フランシスコ・クパーニが残したものから始まります。

原産はシチリア島とサルデーニャで、ヨーロッパに広まったのは17世紀の終わりです。オックスフォード大学の解説によれば、クパーニは1696年の『Hortus Catholicus』でこの花を記録し、その種子がイングランドのロバート・ウベダール、オックスフォードのヤコブ・ボバルト、アムステルダムのヤン・コメリンへ渡りました。原産はシチリアとサルデーニャです。

19世紀後半に品種改良が進み、1900年ごろに大輪で花弁が波打つ系統(スペンサー系)が生まれます。いま花屋で見る大輪の姿は、このときに作られたものです。原種は花が小さく、香りは強いものでした。

和名は「ジャコウエンドウ」

スイートピーの和名はジャコウエンドウ(麝香豌豆)です。ほかにカオリエンドウ(香豌豆)、ジャコウレンリソウという呼び方もあります。

「スイート」は甘い香りを、「ピー」は豆を指します。和名も英名も、香りと豆という同じ2点から付けられています。学名の Lathyrus odoratus の odoratus も「香りのある」という意味です。マメ科レンリソウ属で、つる性です。

産地は宮崎県。全国シェアの半分

スイートピーの産地は宮崎県が日本一で、令和元年産の出荷量で全国シェア51.6%です。

宮崎県の農政ポータル「ひなたMAFiN」が公表している数字です。県内では日南市・都農町・川南町などで生産されていて、県の総合農業試験場が独自の品種を育成しています。「舞姫」「歌姫」「式部」「紅式部」といった名前は、高千穂町のアメノウズメノミコトの伝説や、宮崎県を訪ねた和泉式部の伝説にちなんだものです。

花屋で品種名まで見る機会は多くありませんが、値札やタグに書いてあることがあります。「ムジカ」で始まる名前なら巻きひげの無いシリーズ、「式部」が付いていれば複色系、と当たりを付けられます。

誕生花は3月20日と3月15日

スイートピーの誕生花は3月20日です。花しるべが引いた資料でいちばん多く一致した日で、次が3月15日でした。

日付 載せている資料 判定
3月20日 4本 ◎
6月9日 4本 ◎
3月15日 3本(うち1本は白のみ) ◎
2月15日 2本(うち1本は白のみ) ◎
3月30日 2本 ◎
1月20日 1本 △

誕生花は資料によって割り当てが違うので、ほかの日付を載せているページを見かけても、どちらかが間違っているわけではありません。花しるべでは3月15日と3月20日をスイートピーの日として扱っています。日付から引きたいときは誕生花|366日の誕生花と花言葉をご覧ください。

贈るときに気をつけること

贈るときに気をつけることは3つあります。種と豆の毒、「別離」を気にする相手への一言、香りに要る本数です。

花言葉より先に確認しておきたい順に並べています。

種と豆は有毒。子どもとペットのそばに置かない

スイートピーの種と豆は有毒です。種子に含まれるアミノ酸の仲間が原因で、下半身麻痺などの症状が出ます。

日本植物生理学会の解説(回答はJSPPサイエンスアドバイザーの勝見允行氏)によれば、原因はベーターアミノプロピオニトリルという成分で、神経性の中毒のほかに骨格の異常も起きるとされています。

同じ解説は「豆を一粒二粒食べた位ではおきないでしょう」とも書いています。触れただけで危険という話ではありません。問題になるのは食べたときで、しかも量が要ります。

ただしスイートピーはマメ科で、花のあとに食用のエンドウとよく似た莢ができます。見た目で区別が付かないので、小さな子どもやペットのいる場所では、種と莢を残さないようにしてください。切り花として飾るぶんには莢はできません。

「別離」を気にする相手なら、色より一言で足りる

相手が「別離」を気にしそうなら、渡すときに一言添えるほうが確実です。色を選び直すより効きます。

花しるべがSNSを観察した範囲では、「別離という花言葉があるから贈るのをやめた」という体験談はほとんど見つかりませんでした。注意を呼びかける投稿はありますが、その多くは赤色に集中しています。スイートピー全体を避ける流れにはなっていません。

そもそも花言葉は、相手が調べなければ伝わりません。「門出のつもりで選んだ」と口で言えば、そこで確定します。色の意味は、この記事で見たとおり資料によって割れているので、色に語らせようとするほど取り違えが起きやすくなります。

香りを期待するなら束で買う

香りを楽しみたいなら、数本ではなく束で買ってください。1本2本では近くに寄らないと分かりません。

先に見たとおり、いま流通しているスペンサー系は原種より香りが弱い品種群です。「甘い香りの花」として渡すつもりなら、本数を増やすほうが期待どおりになります。

色と本数が決まったら、次は渡し方と予算です。

同じスイートピーでも、卒業式、送別会、誕生日で選び方と渡し方が変わります。→ 花束の意味とブーケとの違い|シーン別の選び方

スイートピーの花言葉のよくある質問

スイートピーで多い質問は、卒業祝い・エンドウ豆との違い・青色・誰が決めているか・造花・誕生花の6つです。順に答えます。

Q. スイートピーは卒業祝いに贈っても大丈夫ですか。

A. 大丈夫です。全般の花言葉でいちばん一致が多い語が「門出」で、宮崎県のブランド品種カタログも「門出」「旅立ち」を前提に品種名を付けています。切り花の最盛期が12〜3月で、卒業式の時期とちょうど重なるのも、この花が選ばれてきた理由です。

Q. スイートピーとエンドウ豆は同じものですか。

A. 別の植物です。どちらもマメ科ですが、スイートピーはレンリソウ属(Lathyrus)、食用のエンドウはエンドウ属(Pisum)で属が違います。花のあとにできる莢の見た目は似ていますが、スイートピーの種と豆は有毒なので食べられません。畑や庭で並べて育てているときは、収穫のときに取り違えないよう離して植えてください。

Q. 青いスイートピーの花言葉はどれが本当ですか。

A. 決められません。青を載せている資料は2本しかなく、片方は「門出」「別離」、もう片方は「永遠の喜び」で、正反対のことを書いています。どちらが多数派とも言えない状態です。意味をはっきりさせたいなら、3本が一致している紫を選ぶほうが確実です。

Q. 花言葉は誰が決めているのですか。

A. 公的に認定する機関はありません。日本にも海外にも、花言葉を決める団体は存在せず、書籍やサイトがそれぞれ載せているものが広まっています。だから資料によって内容が違います。花しるべは複数の資料を突き合わせ、2本以上が一致したものに◎を付けて確度を分けています。スイートピーで公的な資料に出てきたのは「門出」だけでした。

Q. 造花やドライフラワーでも花言葉は同じですか。

A. 意味は同じものとして扱われます。花言葉は花の姿や由来に付いたもので、素材で変わるという決まりはありません。ただしスイートピーは花弁が薄く水分が多いため、ドライにすると色が大きく褪せます。色に意味を持たせて贈るつもりなら、生花のほうが意図どおりに伝わります。

Q. 誕生花の日付が、調べるサイトによって違うのはなぜですか。

A. 誕生花を決める公的な機関が無いからです。366日に花を割り当てる作業は各社が独自に行っていて、同じ花が複数の日に付いたり、色ごとに別の日が振られたりします。スイートピーは3月に集中していますが、1月20日や6月9日を挙げる資料もあります。どれかが間違っているわけではありません。花しるべの割り当ては誕生花|366日の誕生花と花言葉で確認できます。

まとめ

スイートピーの花言葉は「門出」です。資料5本のうち4本が一致し、公的な資料にも載っている唯一の語でした。

「別離」も並びますが、これは同じ由来(飛び立つ蝶)の裏側で、独立した別の意味ではありません。

色別は資料が割れていて、5本のうち2本は色別を載せていません。そのなかで根拠が厚いのは紫の「永遠の喜び」(3本一致)で、赤に一致するのは「別離」ではなく「門出」(3本一致)です。青は資料が正反対に割れています。

この記事で使った根拠の3つの段

公的資料 → 宮崎県・日本植物生理学会・オックスフォード大学(門出/毒性/香りの弱さ・原産)

2本以上の一致 → 花言葉の資料5本の突き合わせ(全般と色別・誕生花の日付)

1本のみ・出所が定まらない → 本文で「そう説明されている」と断って書いたもの(曲と品種改良の因果・由来の説明)

ほかの花と比べるなら花言葉一覧|花の名前から探す、色から探したいなら色から花を探すへどうぞ。同じ春に出回る花では、色で意味が大きく割れるチューリップの花言葉、2〜3月に香りで気づくジンチョウゲの花言葉があります。伝えたい言葉から決まっているなら意味から探すが近道です。

参考資料

  • みやざきオリジナルスイートピー品種カタログ(みやざきブランド推進本部) https://www.miyazakibrand.jp/brand-list/20-sweet-pea/catalog.html
  • 1月21日は「スイートピーの日」です!|ひなたMAFiN(宮崎県農政水産部 農産園芸課) https://hinatamafin.pref.miyazaki.lg.jp/soshiki/nosanengeika/kako4/121sweetpeasday.html
  • 「スイートピーの日」はなぜ1月21日なのか|株式会社大田花き花の生活研究所 https://www.otalab.co.jp/blogs/25405
  • 植物Q&A スイートピー|みんなのひろば(日本植物生理学会) https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=2560
  • Lathyrus odoratus|Plants 400(University of Oxford) https://herbaria.plants.ox.ac.uk/bol/plants400/profiles/KL/Lathyrusodoratus
  • 花言葉-由来 https://hananokotoba.com/sweetpea/
  • 花言葉.net https://hanakotoba.net/sweetpea/
  • HanaPrime https://hanaprime.jp/language-flower/sweet-pea/
  • 花言葉と誕生花 https://www.language-of-flowers.com/hana/se-491/
  • ブルーミー誕生花 https://bloomeelife.com/presents/birthday/birthflowers/birthflowers-0120
  • AND PLANTS https://andplants.jp/blogs/magazine/sweetpea_hanakotoba

◎は花言葉をまとめた資料のうち2本以上が一致したものです(2026-09-08 確認)。花言葉を公的に認定する機関はありません。

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