ガーベラの花言葉|色別・本数別の意味と由来

ガーベラの花言葉|色別・本数別の意味と由来

ガーベラの花言葉は「希望」「常に前進」です。ただし花屋で選ぶときに効いてくるのは色で、赤・ピンク・黄・オレンジ・白の5色にはそれぞれ違う意味が割り当てられています。この記事では、業界団体の資料で確認できる5色を整理したうえで、広く流通している本数別の意味がどこまで裏の取れる話なのかを分けて扱います。

この記事でわかること

  • 色の5色には典拠がある: 業界団体の辞典が色別の花言葉を載せているのは、バラ・ガーベラ・カーネーションの3種だけです。ガーベラはその1つです。
  • 本数の意味は同じ確度ではない: 同じ辞典で本数の意味が示されているのはバラだけで、ガーベラの本数別は商業サイトから広まったものです。
  • 黄色に嫉妬の意味が無い: バラとカーネーションの黄色は「友情/ジェラシー」ですが、ガーベラの黄色は「親しみやすさ」だけです。
目次

ガーベラの花言葉は「希望」「常に前進」

ガーベラ全体の花言葉は「希望」「常に前進」で、色によって意味が変わり、本数の意味は諸説あります。

前を向く力を意味する花なので、卒業・就職・開業・退院といった場面で選ばれます。「神秘」を挙げる資料もありますが、多くの資料が一致するのは前の2語です。同じ意味を持つ花をまとめて見たい場合は希望の花言葉へ。

色は5色に典拠がある

業界団体の資料に載っているのは赤・ピンク・黄・オレンジ・白の5色で、青や紫は載っていません。

一般社団法人 花の国日本協議会が運営する「はじめて花言葉辞典」は、色によって意味が変わる花としてバラ・ガーベラ・カーネーションの3種を挙げています。ガーベラの色別花言葉は、この資料で確認できる範囲です。

本数の意味はバラの体系を借りたもの

同じ資料で本数の意味が示されているのはバラだけで、ガーベラの本数別は商業サイト発の説です。

1本が一目惚れ、12本がプロポーズという対応は、もともとバラの花言葉の体系です。ガーベラの本数別として紹介されている内容は、そのバラの体系をほぼそのまま当てはめたものになっています。だからといって間違いだと決めつけることはしませんが、色の5色と同じ確度で扱うことはできません。

このページのラベルについて

花しるべでは花言葉を「典拠あり」「諸説あり」「花しるべの提案」の3つに分けて表示しています。ガーベラは色の5色が典拠あり、それ以外の色と本数がすべて諸説あり、という状態です。花言葉を公式に認定する機関は存在しないため、諸説を誤りとして消すことはしません。

色別の花言葉

赤は前向き、ピンクは感謝、黄は親しみやすさ、オレンジは冒険心、白は希望と律儀です。

下の表は、業界団体の資料に載っている記載と、商業サイトで広く加えられている意味を分けたものです。左の列だけが典拠のある範囲になります。

色 業界団体の資料(典拠あり) 商業サイトで加わるもの(諸説あり) 向いている相手
赤 前向き/情熱 チャレンジ/神秘の愛 恋人・挑戦する人
ピンク 感謝/熱愛 崇高美/思いやり 母・恋人・友人
黄 親しみやすさ 究極美/優しさ 友人・同僚・目上
オレンジ 冒険心 忍耐強さ/神秘 門出・独立する人
白 希望/律儀 純潔 就職・開業・目上
青・紫・緑 記載なし 神秘/若き貴婦人/究極美 —

色から他の花も見たい場合は色から探すへ。以下、色ごとに補足します。

赤いガーベラの花言葉

赤いガーベラの花言葉は「前向き」「情熱」で、応援と恋愛のどちらにも使える色です。

バラの赤が「あなたを愛してます」と恋愛に振り切っているのに対し、ガーベラの赤は前を向く力のほうに重心があります。恋人に贈っても、試合や試験に向かう相手に贈っても成立します。赤い花をまとめて見たい場合は赤の花言葉へ。

ピンクのガーベラの花言葉

ピンクのガーベラの花言葉は「感謝」「熱愛」で、母にも恋人にも渡せる幅の広い色です。

感謝と熱愛という距離の違う意味が同居しているため、渡す相手によって受け取られ方が変わります。母の日や送別で使えば感謝、恋人に単独で渡せば熱愛の面が前に出ます。どちらに読まれても困らない相手であれば、ガーベラでいちばん選びやすい色です。ピンクの花言葉もあわせてどうぞ。

オレンジのガーベラの花言葉

オレンジのガーベラの花言葉は「冒険心」で、新しいことを始める人への贈り物に向きます。

独立・転職・引っ越しのように、生活が変わる場面に合う色です。恋愛の色ではないので、上司や取引先にも渡せます。ビタミンカラーで写真映えするため、花束のなかで色を締める役にもよく使われます。オレンジの花言葉もどうぞ。

黄色のガーベラの花言葉

黄色のガーベラの花言葉は「親しみやすさ」で、バラやカーネーションと違い嫉妬の意味がありません。

これは知っておくと得をする違いです。同じ辞典で、バラの黄色は「友情/ジェラシー」、カーネーションの黄色も「友情/ジェラシー」とされています。黄色い花は西洋で裏切りの色とされてきたため、黄色というだけで敬遠されることがあります。ところがガーベラの黄色にその面はありません。黄色い花を贈りたいが意味で事故りたくない、という場面ではガーベラが最も安全な選択になります。黄色の花言葉もどうぞ。

白いガーベラの花言葉

白いガーベラの花言葉は「希望」「律儀」で、就職や開業など門出の場面に向く色です。

「律儀」はガーベラ以外ではあまり見ない意味で、まじめに務めを果たす人への贈り物として使えます。白は弔事の色でもあるため、白だけでまとめた花束は場面を選びます。祝いの場面では他の色と混ぜるほうが無難です。白の花言葉もどうぞ。

青・紫・緑は典拠が違う

青・紫・緑のガーベラは業界団体の資料に項目が無く、商業サイトの記載だけが根拠です。

複数のサイトが「神秘」「若き貴婦人」「究極美」を挙げており、内容はおおむね一致しています。ただし辞典の5色と同じ扱いにはできないため、花しるべでは諸説ありとして表示します。なお青や紫のガーベラは自然界にほとんど存在せず、店頭にあるものの多くは染めたものです。染めか品種かで意味が変わることはありません。

本数別の意味

ガーベラの本数別の意味は広く流通していますが、業界団体の資料には載っていません。

それでも花屋や贈る側のあいだで通用している説なので、内容は知っておいて損がありません。以下は複数の商業サイトで共通して紹介されているものです。

流通している本数の一覧

1本から100本まで10区分の意味が、複数の商業サイトで共通して紹介されています。

本数 意味(諸説あり)
1本 一目惚れ/あなたが私の運命の人
3本 愛しています
4本 あなたに一生の愛を捧げます
6本 あなたに夢中
8本 あなたの思いやりに感謝
9本 いつまでも一緒にいてほしい
11本 あなたは私の最愛の人
12本 私の恋人(妻)になってください
40本 あなたに永遠の愛を誓います
100本 私と結婚してください

並べてみると分かるとおり、内容はバラの本数別とほぼ同じです。バラで体系化されたものが、束で贈られる他の花にも広がったと考えるのが自然です。

15本・16本・17本を避けるという説

15本・16本・17本には謝罪や不安を意味する説があり、避けたほうが無難とされています。

15本が「ごめんなさい」、16本が「不安な愛」、17本が「絶望の愛」とされています。これも典拠のある話ではありませんが、紹介しているサイトが多いため、受け取る側が知っている可能性はあります。花束を組むときにこの3つの本数を外すだけで避けられるので、あえて選ぶ理由はありません。

意味を気にせず贈るなら

一覧に載っていない本数を選べば、意図しないメッセージになることはありません。

5本、7本、10本、20本といった数は、どの説にも意味が割り当てられていません。本数ではなく予算と見栄えで決めたい場合は、この考え方が確実です。ガーベラは1本の存在感が大きい花なので、5本程度でも束として形になります。

本数より先に決まっていないことがあるなら、場面から選ぶほうが早く決まります。

同じガーベラでも、送別、誕生日、開業祝いで選び方と渡し方が変わります。→ 贈る場面から花を選ぶ

ガーベラの季節

庭で咲くのは春と秋の2回ですが、切花のガーベラは一年を通して花屋で買えます。

「咲く時期」と「買える時期」は別です。ここを混同すると、贈りたい日に手に入りません。

咲くのは春と秋の2回

開花期は春と秋の2回で、資料によって4〜6月と10〜11月、3〜5月と9〜11月に分かれます。

ガーベラは高温期と厳寒期に花が止まるため、真夏と真冬を挟んで年2回のピークができます。資料によって1〜2か月の幅があるのは、地域と品種の差です。鉢や庭で育てる場合は、この2つの山に合わせて肥料と切り戻しを考えることになります。

切花は通年で買える

ハウス栽培が確立しているため、季節を問わず花屋の店頭にガーベラが並びます。

色数が多く、単価も落ち着いているため、花束の主役にも脇役にも使われる定番の花です。ただし母の日や卒業式の前後は相場が上がり、色の指定が通りにくくなります。日付と色が決まっているなら早めに相談してください。予算と形の決め方は贈る花を選ぶで扱っています。

ガーベラの名前と由来

属名は博物学者ゲルバー、種小名は採集者ジェイムソンという2人の人名に由来します。

花言葉の由来を考えるときに、名前の成り立ちが手がかりになることがあります。ガーベラの場合、名前そのものには意味が無く、人名がそのまま残っています。

名前は2人の人名から来ている

ガーベラの名はドイツの博物学者トラウゴット・ゲルバーにちなんで付けられました。

学名 Gerbera jamesonii の種小名は、南アフリカのバーバートン近郊で採集にあたったロバート・ジェイムソンにちなみます。英名の Barberton daisy はその地名から来たものです。19世紀末から主にヨーロッパで改良が進み、いま花屋にある大輪の姿になりました。花言葉の「常に前進」は、この改良の歴史ではなく、まっすぐ立ち上がる茎と正面を向いて咲く姿から来ていると説明されることが多い花です。

和名はアフリカセンボンヤリ

和名はアフリカセンボンヤリまたはオオセンボンヤリで、キク科ガーベラ属の多年草です。

細い茎がまっすぐ伸びる姿を槍に見立てた名前です。原産は南アフリカで、英名には Transvaal daisy、African daisy もあります。デイジーの名がつくとおり、キクやヒマワリと同じキク科の花です。

贈る前に確かめる3つ

確かめるのは、相手が花言葉を気にするか、色と本数、飾る場所と水の量の3つです。

色と本数を決めたあと、注文する前にこの3点を通してください。

相手が花言葉を気にする人かどうか

気にしない相手なら、意味より見た目の好みで選んだほうが確実に喜ばれます。

ガーベラは色数が多く、相手の好きな色で組めるのが強みです。花言葉を調べること自体が目的になると、贈り物としては外します。

色と本数がぶつかっていないか

色で決めたあとに本数を、本数で決めたあとに色を、もう一度確かめてください。

たとえば送別で白を選びながら15本にしてしまうと、希望を伝えたいのに謝罪の説と重なります。片方を決めた時点で満足して注文すると、この確認が抜けます。

飾る場所と水の量

ガーベラは茎が水に弱いため、浅水で生けて毎日水を替えると長持ちします。

水の深さは3cm程度が目安で、深く挿すと茎が傷んで早く曲がります。水を替えるときに茎を斜めに切り戻すこと、置き場所を10〜20℃に保つことも効きます。花の頭が重く前に倒れやすいので、口の狭い花瓶のほうが扱いやすい花です。渡したあと相手が困らないか、ここまで含めて考えておくと失敗しません。

ここまで決まったら、次は贈る場面です。

同じ色・同じ本数でも、送別、誕生日、開業祝いで渡し方と組み合わせ方が変わります。→ 贈る場面から花を選ぶ

ガーベラの花言葉のよくある質問

Q. ガーベラに怖い花言葉はありますか。

A. 色の花言葉に負の意味は含まれていません。「怖い」として挙がるのは本数の15本・16本・17本の説で、これは花そのものの意味ではありません。バラやカーネーションの黄色にある「ジェラシー」も、ガーベラの黄色には付いていません。

Q. サイトによって色の意味が違うのはなぜですか。

A. 花言葉を公式に認定する機関が存在しないためです。業界団体の資料は5色を短い言葉で載せているだけで、そこに商業サイトが独自の語を足しています。このページでは、どちらの範囲かが分かるように分けて表示しています。

Q. バラの本数の意味をそのまま使ってよいですか。

A. ガーベラで紹介されている本数の意味は、実際にバラの体系とほぼ同じです。ただし業界団体の資料が本数の意味を示しているのはバラだけなので、確度は同じではありません。意味を確実に伝えたい場面ではバラを選ぶほうが行き違いが起きません。

Q. 花の名前から他の花も調べられますか。

A. 花言葉一覧に花の名前から引ける一覧があります。色から絞りたい場合は色から探すが早いです。

参考情報

  • 一般社団法人 花の国日本協議会「はじめて花言葉辞典」色によって意味が変わる花(ガーベラ5色の花言葉/2026-08-29 確認)
  • 同「本数によって意味が変わる花」(本数の記載はバラのみであることの確認/2026-08-29 確認)
  • 花しるべ 花言葉編集規程 v02(典拠あり/諸説あり/花しるべの提案の3区分)
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