
フラスタとは、フラワースタンドの略で、脚の付いた台に花を組み上げた大型のスタンド花のことです。開店祝いの店先や、ライブ・舞台の会場ロビーに並んでいるあの花を指します。呼び方が「フラスタ」「スタンド花」「スタンドフラワー」「楽屋花」と分かれていて、同じものを指す語と別物を指す語が混ざっているため、最初に整理が必要です。このページでは3語の関係、実際に売られている価格、そして贈る前に会場へ確認しておく条件を扱います。
この記事でわかること
- フラスタとスタンド花は同じもの: 違うのは楽屋花で、これは大きさではなく置く場所で分かれます。
- 値段は1段13,200円から: 2段で22,000円台、装飾を足すと38,500円台。花代とは別に配送料と回収料がかかる店があります。
- 先に決めるのは花ではなく会場の条件: 専属の花屋以外からの持ち込みを断る会場があり、注文の締切は7日前という店もあります。
結論:フラスタとスタンド花は同じもの。別なのは楽屋花
フラスタはフラワースタンドの略で、スタンド花・スタンドフラワーと同じものを指します。
3語のあいだに意味の差はなく、業界やファンの文化圏で呼び方が違うだけです。花屋の商品名では「スタンド花」、ライブや舞台のファンのあいだでは「フラスタ」が使われます。一方で楽屋花はスタンド花の対義語ではなく、置く場所で決まる別の分類なので、ここだけは混ぜて考えると注文を間違えます。
フラスタ=フラワースタンドの略
フラスタという語は略語で、正式な商品名として使っている花屋はほとんどありません。
そのため「フラスタを贈りたい」と伝えても通じますが、実際に注文するページは「スタンド花」「お祝いスタンド」といった名前になっています。イーフローラは、舞台や式典の演出に用いる大型の花飾りとして、フラスタとスタンド花(スタンド盤)を同じものとして扱っています。検索するときも、商品を探す段階では「スタンド花」で引いたほうが件数が出ます。
楽屋花は「置く場所」で分かれる
楽屋花は花の形の名前ではなく、楽屋に飾るための花という置き場所の名前です。
会場のロビーやエントランスに置いて来場者に見せる花がスタンド花で、控室に飾って出演者と関係者が見る花が楽屋花です。楽屋は狭いため、そこへ贈るのは花束やアレンジメントが中心になり、イーフローラの目安では5,000円から15,000円程度と、スタンド花より一段安い帯に収まります。同じ公演に贈る花でも、行き先が客席側か控室側かで、選ぶ形も金額も変わります。
「公演祝い花」という言い方もある
ロビーに飾るスタンド花を、楽屋花と区別して公演祝い花と呼ぶ花屋もあります。
呼び方が店ごとに揺れているので、語だけで判断せず、注文画面に書かれた設置場所の説明を読んでください。判断の基準は一つで、来場者が見る花か、出演者が見る花かです。ここが決まれば、店の呼び方が何であっても選ぶ商品を間違えません。
フラスタの値段
実際に販売されているスタンド花は、1段が税込13,200円から、2段が22,000円からです。
「相場は2万円前後」と書かれていることが多いのですが、段数と装飾の有無で倍以上ひらきます。2026年8月30日時点で販売されている4店の表示価格です。
| 店 | 商品 | 税込価格 |
|---|---|---|
| ビジネスフラワー | 1段スタンド花 12,000円コース(配達エリア限定) | 13,200円 |
| 花助 | スリムな形のスタンド花 1段 15,000円 | 16,500円 |
| 花助 | スリムな形のスタンド花 2段 20,000円 | 22,000円 |
| ビジネスフラワー | 2段スタンド花 30,000円コース(青紫) | 33,000円 |
| フラワースタンド.jp | 花のみ 1段 | 27,500円〜 |
| フラワースタンド.jp | バルーンパネル付き 1段 | 38,500円〜 |
同じ1段でも13,200円と38,500円が並びます。差は花の量ではなく、デザインを一から組むかどうかです。既製のコースから選ぶ店は安く、パネルやバルーンを載せてその公演のために作る専門店は高くなります。
1段と2段の違いは見た目と設置面積
1段は省スペースで収まり、2段は見た目の量が増えるぶん置き場所を取ります。
花キューピットの目安では1段が18,000円から、2段が24,000円からで、段数がそのまま予算に乗ります。美容室やサロンのように間口が狭い店は1段、飲食店や大型店舗の開店祝いは2段が選ばれやすい、という分かれ方です。ハグフラワーズの案内では、20,000円前後が最も選ばれる帯とされています。
花代のほかに配送料と回収料がかかる
スタンド花は宅配便で送れないため、配送と回収の費用が別に立つ店があります。
フラワースタンド.jpは配送料3,300円・回収料3,300円を花代と別に定めています。合計6,600円は1段の安い商品なら半額に近い額で、予算を花代だけで組むと最後にずれます。送料込みと書いてある店もあるので、比較するときは表示価格ではなく支払総額で並べてください。
複数人で出し合う場合
ファンが費用を出し合う協賛の形をとると、1人あたりの負担は数千円まで下がります。
フラワースタンド.jpの例では、バルーンパネル付き1段38,500円を5人で分けて1人7,700円です。この形をとる場合、立て札に載せる名義をどうするかを先に決めておく必要があります。全員の名前を並べるか、一同でまとめるかで、札の作り方が変わります。書き方は立て札の書き方にまとめています。
大きさは高さ170〜220cm
スタンド花の高さは170cmから220cm程度で、立て札を含めると2m近くになります。
ハグフラワーズの目安では、15,000円前後で約170〜180cm、20,000〜30,000円で約180〜210cm、30,000円以上で220cm前後です。イーフローラも高さ180cm程度と説明しており、価格帯を上げるとまず高さが伸びます。人の背丈を超えるので、置き場所の天井高と、脚を広げたときの床面積の両方を確認してください。
贈る前に確認すること
花を選ぶ前に、その会場がスタンド花を受け取れるかどうかと、置ける大きさの上限を先に確認します。
スタンド花で起きる失敗のほとんどは、花の選び方ではなく受け入れ条件の確認漏れです。届いても置けない、そもそも受け取ってもらえない、という形で表に出ます。
確認する順番は、①持ち込みの可否 ②搬入できる時間 ③設置場所とサイズの規定 ④撤収の時間、の4つです。
持ち込みが禁止されている会場がある
劇場やホールには、専属の生花店以外からの持ち込みを断っている会場があります。
この場合、どれだけ良い花を用意しても入口で止まります。公演祝いでは、会場や主催者、出演者の公式サイトとSNSに花の受け入れ可否が告知されていることが多いので、注文前に必ず読んでください。告知が見つからないときは、会場へ直接問い合わせます。開店祝いのように相手の店へ贈る場合も、届けてよいかを先に一言確認しておくほうが安全です。
注文の締切は7日前という店がある
専門店では納品日の7日前を購入締切としている例があり、当日手配は前提にできません。
フラワースタンド.jpは、フラスタ本体の締切を納品日の7日前、パネルなどの持ち込み装飾は当日の3日前必着(推奨は1週間前)としています。既製のコース商品を扱う店はもっと短い納期でも受けますが、公演や開店の日付は動かせません。日程が決まった時点で押さえるのが確実です。
スタンド台はレンタルで、後日回収される
スタンドの台は多くの場合レンタルで、花が終わったあとに花屋が引き取りに来ます。
花キューピットは、台がレンタルであるため回収のタイミングを贈り先と相談すると説明しています。つまり贈った側の手を離れたあとに、贈り先へもう一度花屋が出入りします。開店直後の忙しい時間帯に回収が重ならないよう、撤収の時間も含めて相手に伝えておくと親切です。
設置場所とサイズの規定
会場ごとに、花を置ける場所と持ち込める大きさの上限が決められていることがあり、超えると入りません。
イーフローラも、受け取り可能時間・サイズ規定・設置場所の指定・撤収時間の4点を確認事項として挙げています。とくにライブハウスや小さなホールは通路幅の制約が厳しく、2段が入らない場合があります。会場から指定が出ているときは、その寸法をそのまま花屋に伝えて作ってもらいます。
持ち込みの可否・締切・回収・サイズの4点が確認できたら、あとは注文です。イーフローラは全国の加盟花屋のネットワークで、お届け先を入れるとその会場へ配送できる店だけが出ます。会場から寸法の指定が出ている場合は、注文時の備考にそのまま書いて伝えます。
※一部のリンクはアフィリエイトリンクです。購入された場合、花しるべに収益が入ることがあります。価格・送料・注文締切は販売先で最新情報をご確認ください。
開店祝いと公演祝いで違うところ
開店祝いは前日から当日午前に届け、公演祝いは会場の指定時間に合わせます。
開店祝いは、開店の前日、間に合わなければ営業開始までに設置できるよう手配するのが一般的です。店の顔として来店客に見えることが目的なので、開店してから届くと意味が薄れます。公演祝いは搬入の時間が会場側で決められているため、こちらの都合では動かせません。どちらも「早ければよい」ではなく、指定された時間に合わせる作業です。
立て札は、開店祝いでは店名を、就任祝いでは誰の就任かを載せるなど、場面によって書く内容が変わります。開業・就任・移転の立て札の文例を先に決めておくと、注文が一度で終わります。
フラスタについてのよくある質問
Q. フラスタとスタンド花はどちらの言葉で注文すればいいですか。
A. 注文するときは「スタンド花」で探してください。花屋の商品名はほぼこちらで、フラスタは略語のため商品ページに使われていないことがあります。意味は同じなので、店に口頭で伝える分にはどちらでも通じます。
Q. 楽屋花とスタンド花は両方贈るものですか。
A. どちらか一方で問題ありません。来場者に見せたいならロビーのスタンド花、出演者本人に直接届けたいなら楽屋花です。両方贈る慣習はなく、予算を一つにまとめたほうが見栄えがします。
Q. 予算はいくらから贈れますか。
A. 配達エリアを限定した1段で13,200円から、標準的なもので16,500円前後からです。ただし配送料と回収料を別に取る店があるため、総額で2万円弱を見ておくと足りなくなりません。
Q. 当日に注文しても間に合いますか。
A. 店によります。既製のコース商品を扱う通販は短納期でも受けますが、デザインを組む専門店は7日前で締め切ります。日程が決まった時点で注文するのが確実です。
Q. 会場に置ききれない大きさだったらどうなりますか。
A. 受け取りを断られるか、別の場所に移されます。会場にサイズ規定があるかを注文前に確認し、指定があればその寸法を花屋に伝えてください。1段のほうが通路をふさぎにくく、断られにくい形です。
参考情報
- イーフローラ「フラスタ(フラワースタンド)について」(定義・高さ180cm程度・フラスタと楽屋花の価格帯・会場の受け入れ条件4点)
- 花キューピット「スタンド花の贈り方 値段や相場・お名札」(1段18,000円〜/2段24,000円〜、スタンド台はレンタルで回収、開店祝いは前日〜当日午前)
- ハグフラワーズ「スタンド花の値段とサイズの目安」(価格帯別の高さ170〜220cm、20,000円前後が最多)
- フラワースタンド.jp(花のみ1段27,500円〜/バルーンパネル付き1段38,500円〜、配送料3,300円・回収料3,300円、締切7日前・持ち込み装飾は3日前必着、5人協賛で1人7,700円)
- 花助/ビジネスフラワーの商品表示価格(2026年8月30日時点の税込価格。価格は変動します)
- 劇場の専属生花店以外からの持ち込みを禁じる会場がある点は、複数の花屋の案内に共通して記載があります。会場ごとの規定は公式の告知で確認してください
